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高校時代はスペイン人監督の元でサッカーを学び、その後東京の大学でスペイン語を専攻していました。
大学2年生の時に、スペイン留学を経験。その際に学んだ『スペイン語に適した効果的な勉強法』を生かして在学中に
・DELEB2
・スペイン語検定3級全国最優秀賞
スペイン語検定4級全国最優秀賞
などの結果を収める事ができました。
趣味は『ワイン』『ビリヤード』『ドライブ』『サウナ』
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¡Vamos a aprender juntos, Gracias!
Ser + de
今回はスペイン語初心者から上級者まで全ての人に見て欲しい内容になっています。
というのも、今回紹介するserとdeの組み合わせの便利な用法は本当にスペイン語学習の中で頻繁に出てくるからです。
その中で皆さんが既に知っているような用法からこんな使い方もあったのか!というようなものまで準備しています。
今回の流れとしては⤵︎
<初級> ⓵出身・出所 ⓶所有・帰属 ⓷材料
<中級> ⓸価格、年齢 ⓹学年・部分 ⓺ser+de+inf.
<上級> ⓻相応・該当 ⓼qué+ser+de+人
serとdeなんてそんな紹介する事あるの?
大体教科書とかで最初の方に習う<出身>とか誰の物かを表す<所有>に使うくらいでしょ?
スペイン語勉強中の方からするとこんなイメージかもしれません。
でも実はそんな事ないんです!
serとdeの組み合わせの表現は、かなり応用が効きます。
そして意外とみんな知らない用法も隠れていたりするので色々と参考になると思いますよ✌️
それでは早速始めていきましょう!!
【初級編】 ser+deの用法
おそらくこの記事を見ていただいているという事は、既にある程度スペイン語学習を進められている方だと思います。
ですが念の為このser と de について簡単に触れておきますね!
まず、serとは動詞です。(英語ではbe動詞にあたります)
詳しい説明は省きますが、
英語のbe動詞にあたるものはスペイン語ではserとestarの2つがあります。
・serは主に性質を表わす
・estarは主に状態や所在を表す
難しいな〜と思われる方はここではとりあえず、
英語はbe動詞だけで場所、年齢、性格、気分や自己紹介を行えて便利だけど、スペイン語ではいちいちserとestarで使い分けないといけない
これだけ把握しておいてください!
次にdeです。
これは前置詞の役割を担います。
英語ではofにあたる前置詞ですが英語同様、色々な使い方がありますが異なる部分ももちろんあります。
ですので一概に英語のofと同じだ!というような覚え方でも最初は大丈夫ですが後々になると少し危険です。
基本的な訳し方は de 〜の場合、「〜について、〜の、〜から」です。
これだけおさえてもらえればこれからの説明が頭に入ってきやすいと思います!!
それではここから、serとde
この2つが組み合わされて実際に使われる時はどう機能するのかを説明していきます。
基本から応用まで順に説明していきますね✅
⓵出身・出所
まずは基本中の基本の使い方「出身、出所」です。
「出身」を言いたい時は de の後ろに出身地を置くだけで簡単にいうことができます。
「〜産、〜製」と言いたい時も同様に使います。
例えば「日本産のものは質がいいんだよ」と言いたい時、
この2パターンがありますが、どちらでも意味は同じなので好きな方を使ってください
そして意外と使える表現が3つ目の例文の「私はここの者ではないので」という使い方。
直訳して「私はここの出身ではありません」 とも解釈は可能ですがもう少しだけ自然な表現として活用できます。
例えば、あなたが街を歩いていて誰かに道を尋ねられたシチュエーションを想像してみてください。
その際に、馴染みがある街であればそのまま道案内をしてあげれば全く何の問題もありません。
しかし、自分自身も普段よく訪れない街、もしくは自分も今回初めて訪れた街だと案内したくても出来ないですよね?
そんな時に no sé 「知らねえ」と言うのは簡単ですが、それだと何かちょっと不親切で物寂しいです。
そんな時に使えるのが3つ目の例文です。
⓶所有・帰属
「所有」とは、これは自分のものだという事を言いたい時に使います。
ここで de の後ろにはもちろん「誰」のものであるのかを表す人称というものが入ります。
だからといって「私のものだ」だから一人称の yo を入れるという訳ではありません。専用の変え方がありましたよね??
必ず前置詞の後ろに人がくる時は適切な形に変えなければなりません。
変え方は以下の通りです。
<前置詞格人称代名詞の活用一覧表>
単数 | 複数 | |
一人称 Yo | mí | nosotros (-as) |
二人称 Tú | ti | vosotros (-as) |
三人称 Él , Ella , Usted | él / ella / usted | ellos / ellas / ustedes |
これが前置詞の後ろに人称がくる場合の活用です。
yo の時は mí のようにアクセントがつくので筆記の時には気をつけましょう。
一人称のyoと二人称のtú を除いたものは、全て主格人称代名詞と同じ形です。
つまり、普段使う主語の形と同じです!
<前置詞が con の場合>
後ろにyoとtúがくる時には形が
yoの場合 ➡️ conmigo túの場合 ➡️ contigo になります。
女性の場合でも決して conmiga のようにはなりませんので注意してください!
スペイン語は性数変化を伴うので、前置詞のconを使う際には十分注意してくださいね。
普段、しっかり性数変化をしている真面目な人ほどこの部分を間違えやすいので…..
さらに、「所有」を表す表現はこの他にもあります。
ser + 所有代名詞後置形(pronombre posesivo)を使っても表すことができます。
例えば、esto es mío「これは私のもの」
所有代名詞後置形とは mío/mía, tuyo/tuya, suyo/suya…などのものです。
こちらのサイトで詳しく所有代名詞について説明されているので是非参考にしてみてください!
次に「帰属」についてです。
「所有」は理解できると思うのですが「帰属」って何?っていう人は多いと思います。
帰属とは「属して、付き従うこと、財産や権利が人や団体、国のものになること」と辞書には載っていますが、簡潔にいうと何かの団体などに属している時にはこの使い方ができるという事です。
この2つ目の例文は、野党のメンバーであるという意味となり「彼らは野党だ」という訳ができます。
つまり、何かの団体に属している時という定義に当てはまっています。
スポーツのチームなどでも同様に使えますね。
⓷材料
「〜産」の使い方と似ていますね。
基本的に de の後ろには素材などの材料の名前が入ります。
またそれに加え、例えば「それは青色だ(青色でできている)」という時には
・Es de color azul という使い方もできます!
実は、他にもこれと同じ意味を持ちながらも頻繁に使う表現がスペイン語にはあります。
それは<estar hecho/hecha con>を使うものです。
*hecho/hechaの部分は主語に合わせて性数変化するので注意しましょう!!
【中級編】
⓸価格・年齢
スペイン語で「価格」を表す時の表現は何を思い浮かべますか?
例えば、「これは100円です」と言いたい時、
- Esto cuesta 100 yen
- Esto vale 100 yen
- Esto sale a 100 yen
- Esto es de 100 yen
主にこの4つの文章で表現が可能です。
1番目の例文は動詞の costar を使って値段を表しています。
2番目は動詞の valer
3番目は動詞の salir と前置詞の a
1と2が「トータルでの値段」を表すのに対して、salirで表現するときは「もの一個あたりの値段」というニュアンスを持ちます。
例えば、
そして4番目の例文が今回紹介しているserとdeの組み合わせから成り立つものです。
ですが実際に会話の中では金額だけをポンと言われたりする場合がほとんどです。
ですが、文法としてしっかり頭に正しい形を身につけておいて絶対に損はないです!!
次に「年齢」についてです。
おそらく皆さんが最初に習うスペイン語で「年齢」を表す方法は動詞の tener を使ったこちらの表現ではないでしょうか?
これでももちろん大丈夫なんですけど、どうせならプラスαで覚えて欲しいのが今回のser+deの用法です。
僕のイメージとしてはネイティブは後者の言い方の方が多かったような気がするので是非、この機会に覚えておきましょう!
⓹学年・部分
この「学年」を表すものは複数あります。
まず serとdeを用いると
すごく簡単ですよね!
意外と学年の表現ってどう言えばいいんだろうって迷う方が多いんですけど実はこんな簡単に表現できちゃいます。
他にも
どれも意味は同じなので自分が言いやすいのを使ってもらって構いません。
「私は1年生です」と言いたい時に Soy de uno と言いたくなりますがこれは間違いです!
必ず学年を表す場合、deの後ろは序数の primero, segundo, tercero・・・を用います。
*スペイン語の序数詞は男性名詞の前に来る場合に o をとる決まりがあるものがあります。
primero , terceroがそれに当たります。 primero año → ✖︎ primer año →○
次に「部分」の用法です。
初級編の「帰属」と似ていますが、どちらも結局はser+deの組み合わせなので迷ったとしても大丈夫です。
「彼女は感情に流されないタイプだね」
「私はこの試験に受かったうちの一人ですよ」
「帰属」との違いに気づきましたか??
「部分」の場合はある存在する団体の一員というニュアンスではなく、ある内の一人といった別に正式なものの一員ではない時の用法です。
とは言え、どちらを使うか迷ったところで結局はどちらもser+deの組み合わせなので迷う必要はありません!!
また、このella es de las queの las や soy de los que の los は何を表しているでしょうか。
これは ella の場合は「彼女」なので女性です。
ですのでここには las chicas/las mujeres = ellas が隠れており、すごく丁寧に訳すと
「彼女は感情に流されないタイプの女性の中の一人です」となります。
ですので los の場合は los chicos / los hombres = ellos となります。
dejarse llevar por 「por以下に言いなりになる、影響される」
例文では、por los sentimientos「感情に流されるまま」
⓺ser + de +inf.=deber
あまり日常では耳にしなかった表現ではありますが、試験ではよく使われるようなので覚えておきましょう。
*ちなみにinf.は「不定詞」という意味のinfinitivoを省略した形です。
よく参考書などでもこのように省略した形で書かれていることが多いので頭の隅に置いてきましょう。
さて、本題に戻ります。
この表現をすることで、皆さんお馴染みの deberと同じ役割になり「〜するべきである」となります。
「いい面と同じくらいに欠点もあることに注意するべきだ」
DELEやスペイン語検定などで、hay que /tener que /deber ばかりを使って書くのでなく、ser+de+inf.も用いて文章を作ってあげることであなたのボキャブラリー力も評価されます!!
【上級編】
⓻相応・該当
「相応・該当」という言葉だけ聞くと少し難しいかと思うので先に例文を出して説明したいと思います。
この表現はめちゃくちゃ日常でも使えそうですよね。
何か相手の言葉や行動に「とある人らしさ」が伴った時によく使われます。
他の言い方としては
Es muy propio de ti も使えます。
むしろ本来はpropio(-ia)「特有の、固有の」を使って「〜らしい、っぽい」という意味を形成します。
しかし実際はこのpropio(-ia)は省かれる事が多く、そのままEs de ti.などのように使われます。
例えば「あいつが言いそうな事だよな」と言いたいときは⤵︎
省略をするパターンとしないパターンで少し言い方は変わりますが意味はどちらも同じなので好きな方を使ってください。
*propio(-ia)を使う場合は名詞に合わせて性数変化を忘れずに!
⓼qué + ser+ de +人
ここまでご覧頂きありがとうございます!!
さて、最後に紹介する使い方がこちらです。
このような文を見た事はありませんか?
¿Qué será de nosotros?
¿Qué es de tu vida?
意味を知らない場合、あなたならどのように訳すでしょうか?
直訳すると「私たちについて何だろう?」「君の人生についてどう?」などの少しおかしな文になります…..
この表現は正直、知らないと全く意味が分からないので困りますよね。
スペイン語の曲をよく聴いているとこのような表現がよく出てくるので当時僕も意味が全くわからず、ネットや辞書で片っ端から調べた結果、ようやく見つけた個人的に思い出のある表現です。笑
意味は「de以下についてはどうなの?」
類似の表現で言うと
Qué pasa / Qué tal がこれに当たります。
当時は、なるほど〜と思いました。笑
ですのでこの訳し方で先ほどの例文をやってみると
のように理解できます。
1つ目の例文はseráのようにserの未来形となっているので「どうなるんだろう」という風に「推量」の意味を持ちますね。「推量」とは未来形の機能の一つです。
2つ目はQué tal tu vidaと同じ意味です。
Qué tal はそのまま単体で使うと「どう?、元気?、調子どう?」などの意味を持ちますが、それに加えて後ろに名詞をおくと「(名詞)についてはどう?」と訳します。
(例)¿Qué tal este sandwich? 「このサンドイッチどう?」
ー fatal 「最悪」
Qué es de tu vida はよくラテンポップの中で出てくるので今度から注意して聞いてみてください!
ちなみに僕のお勧めの歌手はCNCOとMoratです😌
まとめ
さて、ここまで初級編、中級編、上級編と三段構成で紹介してきましたがいかがでしたか?
今回の内容は初級編や中級編の内容は知っている人にとっては少し退屈だったかもしれません。
でも上級編で紹介した用法は意外と新たな気づきだったんじゃないでしょうか?👀
ご覧いただいた通り、serとdeの用法って教科書に載っている以上に意外と奥深いんです。
普段使ってた表現って serとde を使っちゃえば簡単に言い換えられるものも多いんですよね。
スペイン語を勉強していて本当に感じるのが、serとdeの組み合わせは頻繁に出てくるし、使える表現がいっぱいあるということです。
当記事が少しでもあなたのスペイン語学習の助けになれば幸いです!
今回の内容でわからないところがあればLINE@から追加していただいて質問よろしくお願いいたします!
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